ホームページをご覧いただきありがとうございます。この度ご縁あって、私自身が育った吹田市で開業することになりました。「子育ての町 吹田」で小児医療に携われることを大変うれしく思います。
私は東北大学医学部在学中に未来のある子ども達に関わりたいと思い、小児科医を志しました。卒業後は京都大学医学部小児科に入局し、1年間、大学病院で研修しました。医師2年目に赴任した済生会中津病院小児科・免疫アレルギーセンターで当時部長であった末廣豊先生からアレルギー疾患のいろはを教わり、アレルギーへの興味を抱きました。その後福井、岡山の地域基幹病院でNICUや小児救急、感染症、血液疾患、神経疾患などの診療に携わり、小児科医として研鑽を積んだ後、再び済生会中津病院でアレルギー専門医を目指し研修いたしました。
お子様の成長を保護者の方とともに見守り喜べることが小児科医としてのやりがいです。赤ちゃんの頃から診ているお子様が、覚えたてのひらがなで手紙を書いてきてくれたり、中学入学を報告しに来てくれたりする等、小児科には他の科にはない良さや楽しさがあると思っています。
アレルギーの治療は私が医師になった20年前と今日とでは大きく様変わりしました。アトピー性皮膚炎には新しい薬が登場し、食物アレルギーは食べない治療から食べる治療に、気管支喘息は発作を起こさないように長期管理を行い、アレルギー性鼻炎には舌下免疫療法が行えるようになりました。学会に参加し、新しい知識の習得を常に心掛けるとともに、病態や治療方法を丁寧に説明し理解していただいたうえで、積極的に治療に関わっていただくこと(これをアドヒアランスといいます)を大切に診療してまいりました。保護者の方だけではなく、病気を理解できる年齢になったお子様には、病気のこと、なぜこの治療が必要なのかを説明するように心がけています。
当院にはアレルギーに関して専門の資格を持つ看護師(小児アレルギーエデュケーター、アレルギー疾患療養指導士)が常勤しております。スキンケアの方法や軟膏の塗り方、気管支喘息の吸入指導に関して豊富な知識を持っております。また小児科看護師としても経験豊富ですので、些細なことでも大丈夫です、お困りのことがありましたらなんでもご相談ください。
湿疹がかゆくて眠れない、勉強に集中できない、毎晩咳で夜中に起きてしまう、アレルギーの出たことのある食品の摂取を怖くて進めることができないと悩んでいたお子様や保護者の方が、「良くなりました」「食べられるようになりました」と言って笑顔を見せてくれることは私やスタッフの喜びでもあり、励みでもあります。
私たちのクリニックではお子様の健やかな成長を保護者の方とともにスタッフ一同でサポートしてまいります。来てよかった、元気になったと笑顔になっていただけるようなクリニックを目指してまいります。