NO.46 一年を振り返って|えびしまこどもとアレルギーのクリニック|吹田市千里丘の小児科

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えびクリ通信

NO.46 一年を振り返って|えびしまこどもとアレルギーのクリニック|吹田市千里丘の小児科

 今年も残すところ、あとわずかとなりました。

本年も当院にご来院いただいたお子さん方、そして保護者の皆さまに、心より感謝申し上げます。

 この一年、多くのお子さんの診療を通して、その成長を間近で見守らせていただきました。一方で、診療が混み合い、待ち時間が長くなってしまった日もありました。小さなお子さんにとって待ち時間は大きな負担となり、保護者の皆さまにもご不便やご心配をおかけしたことを、改めてお詫び申し上げます。

 私事ではありますが、今年3月、研修医の時から長年にわたりご指導いただいた恩師との別れがありました。恩師から教えていただいたのは、「患者さんにわかりやすく伝えることこそが、医療の基本である」という姿勢でした。小児科では特に、お子さん本人にも、保護者の方にも、今の状態や治療の意味を、できるだけやさしい言葉でお伝えすることが大切だと考えています。この教えを胸に、これからも丁寧な説明と診療を心がけていきたいと思います。

 患者さん・保護者の皆さま向けの新たな取り組みとして、来年3月7日(土)に、食物アレルギーのお子さんをお持ちの保護者の方を対象とした座談会を開催する予定です。

食物アレルギーのあるお子さんの子育てでは、「この食品は大丈夫だろうか」「外食や園・学校での給食はどうすればよいのか」「万が一の時、きちんと対応できるだろうか」と、日々多くの不安と緊張の中で過ごされていることと思います。周囲に気を遣いながら、保護者の方が一人で抱え込んでしまう場面も少なくありません。座談会では、そうした日常の悩みや工夫、迷いを安心して言葉にできる場を作りたいと考えています。同じ立場の保護者の方同士で気持ちを共有し、「自分だけではない」「これでよかったのだろうか」という思いを率直に話せる時間になればと思います。また、皆さまの声を直接うかがいながら、診療や支援のあり方をより良いものにしていきたいと考えています。医療は一方通行ではなく、対話の中で育つものだと信じています。

 また、日々の診療を支えてくれているスタッフにも、心から感謝しています。泣いているお子さんに目線を合わせて声をかけたり、不安そうな保護者の方にそっと寄り添ったりする姿は、当院の大切な財産です。スタッフ一人ひとりの思いやりが、クリニックの雰囲気を作ってくれています。

 来年も、お子さんの健やかな成長を、ご家族と一緒に見守るクリニックでありたいと思います。来年も引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。

 皆さま、どうぞ良いお年をお迎えください。

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