NO.49 鼻と咳はセットで考える?「One airway, one disease」という大切な合言葉|えびしまこどもとアレルギーのクリニック|吹田市千里丘の小児科

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えびクリ通信

NO.49 鼻と咳はセットで考える?「One airway, one disease」という大切な合言葉|えびしまこどもとアレルギーのクリニック|吹田市千里丘の小児科

 こんにちは。 2月に入りました。23日は節分、4日は立春ですね。 まだまだ寒い日が続きますが、先日、梅の花がほころんでいるのを見かけました。 少しずつ日も長くなり、春がすぐそこまで来ているのを感じます。

【大切なお知らせ】臨時休診について

年明けより臨時休診が増え、患者様にはご迷惑をおかけしております。 私事で恐縮ですが、この春、2人の子どもが同時に卒業・入学の節目を迎えます。入試や式典、保護者同伴の登校日など、どうしても外せない行事のため、2月〜4月にかけてお休みをいただく日がございます。

詳しい休診・振替診療の日程は、ホームページのお知らせ欄をご確認いただければ幸いです。ご理解のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。

 

今回のテーマは「鼻」と「肺」は、一本のつながった道 です

 

アレルギー診療には、「One airway, one disease(ワン・エアウェイ、ワン・ディジーズ)」という重要な考え方があります。

これは直訳すると「一つの気道、一つの病気」。 鼻(上気道)から肺(下気道)までの空気の通り道は一本につながっており、場所が違うだけで「アレルギーという同じ原因の火種」が燃えている、という捉え方です。

つまり、アレルギー性鼻炎と喘息は、別々の病気ではなく「セット」のものなのです。

 

なぜ鼻が悪いと、喘息になりやすいの?

最近の報告では、喘息の患者さんの約7080%にアレルギー性鼻炎があると言われています。理由は大きく2つあります。

  1. 炎症が広がりやすいから 鼻と気管はつながった「一つの臓器」のようなもの。鼻でアレルギーが起きていると、目に見えない肺の方でも「喘息の準備状態」になっていることが多いのです。
  2. 「口呼吸」が肺にダメージを与えるから 鼻には、吸った空気を「加湿・加温・クリーニング」する高機能なフィルター機能があります。鼻が詰まって「口呼吸」になると、冷たくて汚れた空気が直接肺に入り、敏感な気管支を刺激してゼーゼーを引き起こしてしまいます。

当院が「鼻の状態」にこだわる理由

「夜の咳がなかなか治らなくて」と受診されるお子さんは多いです。 そんな時、当院では胸の音を聴くだけでなく、必ず鼻の状態もチェックします。

お子さんは鼻を診られるのを嫌がることが多いですが、慣れてくるとみんな驚くほど上手に診せてくれます。子どもたちの順応力には、いつも感心させられるばかりです。

鼻を一緒に治すと、メリットがたくさん!

世界中のデータから、「鼻炎の治療を同時に行うと、喘息の発作が減り、救急外来に行く回数も減る」ということが分かっています。

  • 喘息で通院中の方は、必ず鼻もチェックします。
  • 鼻炎で通院中の方には、思い切り息を吐いてもらい、隠れた喘息の音がないか確認します。

鼻と気管を同時にケアすることが、お子さんの健やかな呼吸への一番の近道なのです。

鼻と気管支は、一緒に治療しましょう

喘息の治療なのに、鼻のお薬(抗ヒスタミン薬など)が出ることがあるのは、こうした理由からです。

「鼻と気管支はセットで治す」 この合言葉を、ぜひ覚えておいてくださいね。

鼻水・鼻づまり、長引く咳など、気になることがあればどうぞお気軽にご相談ください。

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