便秘症・夜尿症|吹田市千里丘の小児科|えびしまこどもとアレルギーのクリニック

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便秘症・夜尿症

便秘症・夜尿症|吹田市千里丘の小児科|えびしまこどもとアレルギーのクリニック

便秘症

便秘症・夜尿症

便秘とは、便が滞った、または出にくい状態であると定義されています。さらに便秘によっておなかが痛いなどの症状が出て、診療や治療が必要な状態を便秘症といいます。便の回数に着目しがちですが、回数だけではなく、排便が困難か(何分もいきんでいる、便をしたときに肛門がきれて出血するなど)、便がおなかの中にたまっていないかにも着目する必要があります。毎日便は出ているけど、カチカチ・コロコロの小指の先ほどの便を、顔を真っ赤にして出すような場合は便秘の可能性が高いです。
便秘のお子様で、便や便汁が漏れてしまう場合があります。便が大腸に長くとどまっているために水分が吸収されると便はどんどん固くなり、便が肛門から簡単に出せない状態になってきます。ここに新たにやってきた便がたまると便はさらに硬く太くなり、肛門を塞いでしまいます。出したくても出せない状況になり、そこに新しくできた便が運ばれてくると、押し出されるような形で便が漏れ出たり、便汁が便の塊の間をすり抜けて染み出したりしまうことで起こってきます。
お子様が便秘になりやすい時期としては離乳食を開始した時期、トイレトレーニングを始めた時期、小学校に入り集団生活が始まる時期です。
また排便時の姿勢も重要です。トイレに座って足がつかない場合は足台などを用意して足をしっかり付け、少し前かがみの姿勢で排便することが大切です。
便秘の治療はまず規則正しい生活を送ることです。必要に応じて便を柔らかくする薬や腸を動かす薬を飲んでいただきます。

便秘の症状

  • 腹痛
  • 裂肛(肛門痛、出血)
  • 便もれ・便失禁
  • 吐き気、嘔吐
  • げっぷ、口臭
  • 夜尿・昼間の尿漏れ

便秘かなあ?と思ったら、ご相談ください

夜尿症

5歳未満の子どもでは「おねしょ」といいますが、5歳以上で月1回以上の「おねしょ」が3か月以上続く場合を夜尿症といいます。
夜尿症の原因は、寝ている間の尿量が多いことや、膀胱に尿を十分に貯められないことが関係しています。夜尿症では、膀胱がおしっこであふれそうになっているのに起きられないため、尿を漏らしてしまいます。夜尿症のお子様は5歳で15%、7歳で10%、15歳以上で1~2%いると言われています。坂本龍馬は14歳あたりまで、エジソンは10歳まで、アイシュタインは12歳まで夜尿があったそうです。決してめずらしい病気ではありませんし、治療法もありますので、焦らず治していくようにしましょう。

受診のタイミング

小学生になっても「おねしょ」が続く場合には、医師に相談してみましょう。「おねしょ」は子どもの自信を失わせ、いじめよりも子どもの心の傷になるケースがあります。また学校や友人関係に影響を与えてくることもあります。

治療

まずは生活改善から始めます

  • 早寝、早起き、規則正しい生活をしましょう
  • 夕食は就眠の2時間前までには済ませるようにしましょう
  • 夕食後の水分はコップ1杯程度までにしましょう
  • 寝る前に必ずトイレにいくようにしましょう
  • 便秘に気を付けましょう

便秘になると直腸にたまった便が膀胱を圧迫し、夜尿症に影響を与えてきます。
便秘が改善されるだけで夜尿症がよくなるケースもありますので、夜尿症の場合、便秘がない状態にすることは大切です。

薬物療法

生活指導を行っても症状が改善しない場合は、薬物療法を追加します。(薬物療法が始まっても上記の生活習慣は維持することが大切です)
尿の量を調整する働きを持つ薬や膀胱が収縮するのを抑える働きのある薬などを使います。

夜尿アラーム療法

夜尿を本人に気が付かせることで、夜尿を改善する治療方法です。下着やオムツに尿漏れを感知するセンサーを装着し、尿で出るとアラームが鳴ります。治療開始直後は本人が起きることは少なく、保護者の方に起こしていただく必要があり、毎日の継続が大切ですのでご家族の協力が必要不可欠です。

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