こんにちは。えびしまこどもとアレルギーのクリニックです。
7月28日に熊本県を震源とする震度7の大地震が発生いたしました。熊本地震により被害を受けられた皆様、ご家族の皆様に謹んでお見舞い申し上げます。被災地の皆様の安全と、一日も早い復興を心よりお祈り申し上げます。
先日、4月から保育園に入園されたお子さんのお母様から、「こんなにも頻繁に熱を出すものですか?」とご相談を受けました。 実は私自身も、子どもたちが保育園に通っていた頃は「今月は通った日数より、休んだ日数のほうが多いかも…」と悲しくなった経験があります。でも大丈夫です!子どもはそうやって確実に免疫をつけて丈夫になり、3歳を過ぎると熱を出すこともグッと少なくなります。また、小学校低学年の夏休みや春休みは「お留守番どうしよう」「お昼ご飯は何にしよう」と頭を悩ませたのも懐かしい思い出です。当時はとにかく必死でしたが、振り返ってみると本当にあっという間。お仕事と子育ての両立は大変なことも多いですが、一緒に乗り切っていきましょうね!
9月から予約開始!今年はどれにする?
「こんなに暑いのに、もうインフルエンザ?」と思ってしまいますが、当院では9月からインフルエンザワクチンの予約を開始します。
「毎年、どのワクチンにしようか迷う…」という保護者の方に向けて、特にお子さんに関係の深い「①通常の注射」「②防腐剤フリーの注射」「③フルミスト(鼻スプレー)」の3つの特徴と注意点を分かりやすくまとめてみました!
まずは一目でわかる比較表をチェックしてみてくださいね。
3つのワクチン比較表
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ワクチン種類 |
対象年齢 |
回数 (13歳未満) |
メリット |
デメリット・注意点 |
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① 通常の注射 |
生後6ヶ月〜 |
2回 |
実績が豊富で安心、家族みんなで打てる |
チクッとした痛み、微量の防腐剤あり |
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② 防腐剤フリー |
3歳〜 |
2回 |
肌が敏感な子も腫れにくい、防腐剤なし |
費用が少し高め |
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③ フルミスト |
2歳〜19歳未満 |
1回のみ! |
痛くない(鼻スプレー)、効果が長持ち |
接種後に軽い鼻水などが出る場合あり |
詳しく解説!それぞれの特徴

① 通常のインフルエンザワクチン(注射)
昔からある、最もスタンダードな「不活化ワクチン」です。
- ココが安心!:長年の実績があり、安全性や効果のデータが豊富です。卵白成分は極めて微量なため、重度でなければ卵アレルギーのお子さんでも基本的に安全に接種できます。
- 注意点:品質保持のため、体に害のないごく微量の防腐剤(チメロサール)が含まれます。13歳未満は数週間あけて2回接種が必要です。
② 防腐剤(チメロサール)フリーのワクチン(注射)
中身は通常の注射と同じですが、防腐剤が入っていないタイプです。
- ココが安心!:水銀化合物の一種である防腐剤が一切含まれていません。肌が敏感で、注射のあとに赤くなったり腫れたりしやすいお子さんにおすすめです。
- 注意点:1人1本の個包装のため、費用も通常の注射より数百円ほど高くなります(※注射なので2回接種、痛みはあります)。
③ フルミスト(経鼻弱毒生ワクチン)
鼻の中にシュッとスプレーする、「痛くない」最新の生ワクチンです。
- ココが安心!:左右の鼻に1回ずつスプレーするだけなので、注射が大嫌いなお子さんの強い味方です!ウイルスの侵入経路である「鼻の粘膜」に直接免疫をつけるため予防効果が高く、効果も約1年と長持ち。さらに子どもでも1回接種で完了します。
- 注意点:接種後に軽い鼻水や咳、微熱が出ることがあります。また、重度の卵アレルギーがある方は接種できません。
💡 気管支喘息をお持ちのお子さんへ(当院からのお知らせ)
フルミストは「喘息を誘発するかもしれない」という理由で、1年目は導入を見送り、昨年から当院でも接種を開始いたしました。その結果、日頃から喘息のコントロールがきちんとできているお子さんにおいては、フルミストによる発作の誘発はみられませんでした。
インフルエンザに自然にかかってしまった時の方がむしろ重い喘息発作を起こしやすいため、それに比べるとフルミストの安全性は高いと考えています。
そのため、今年は「当日に明らかなゼーゼー(ぜん鳴)や激しい咳がないこと」を条件に、定期通院でコントロールできているお子さんであればフルミストの接種は可能と判断しています。
当院としてはどのワクチンをより勧めるということはありません。あくまでも私見ですが、どのワクチンを選択していただいても、その効果に大きな差はないように思います。「うちの子はどれがいい?」「喘息があるけれどフルミストは打てる?」など、迷われる場合はいつでもお気軽に診察でご相談くださいね。

